2022年、キャンプに旅行にいろいろと楽しみましたが、旅行やキャンプに行く前の楽しみと言えば買い物!
あまりホイホイと買い物する方ではないのですが、旅行前やキャンプ前は何かと心配になって、『念のため…』の買い物が多くなります。
ほとんどが食品や日用品など、ちょっとしたものなのですが、2022年は北海道・東北旅行を予定していたので、普段よりも意気込んで、いろいろと購入しました。
その中でも、洗濯用にと購入したスクラバウォッシュバッグが、ちょっとした失敗で十分に役立てることができなかったので、今日はスクラバウォッシュのメリットとウィークポイント、さらに失敗から学んだ、これを使う場合のアドバイスを書いていきたいと思います。
スクラバウォッシュバッグに限らず、洗濯バッグの購入を考えておられる方の参考にもなると思いますので、是非最後まで読んでみて下さいね。
スクラバウォッシュバッグを購入した経緯~旅行中、洗濯しに行く手間と時間を省きたい
以前友達に『旅行に行くときって洗濯どうしてる?』と聞いた際、『日数分の服を持って行ってるよ』とあっさり答えられたことがあります。
日数分持っていけたら洗濯の心配なんていらないのですが、そもそも我が家は服の持ち数が少ない!さらに家族5人分×日数分となると結構な量…2泊の旅行が限界かな...と思います。
であれば旅の途中でコインランドリーへ、という流れになりますが、旅行中のコインランドリーって、時間泥棒だと感じるのは私だけでしょうか...?
洗濯と乾燥を一気に済ませられる機械に投入できたとしても、投入するときに1回、1時間半~2時間後、洗濯物を回収するために1回、最低2回は同じランドリーに行く必要があります。
これがめんどくさい...先に進みたいのに進めないのがもったいない!
なんとかならないかしら…?
そこでいろいろと調べて出会ったのが洗濯バッグ・スクラバウォッシュバッグでした。本当はもっと脱水に力を入れているものが欲しかったのですが、そういったタイプはサイズが大きいのです。5人家族の我が家にとってはコンパクトにして持ち運びできることが重要ということで、スクラバウォッシュバッグを購入しました。
スクラバウォッシュバッグはどんな洗濯バッグ?
一般的な洗濯バッグと同じく、中に洗濯物・水・洗剤を入れて、洗ったりすすいだりできるバッグです。
一般的な洗濯バッグと少し違うのは、バッグの内側にいぼいぼがついているという点。洗濯板がバッグの内側についているようなイメージですね!
水が漏れないように口を閉じた後、このいぼいぼに洗濯物をこすりつけて洗い、洗い終わったら水を入れ替えてすすぐ、というシンプルな使い方です。
実際に使ってみて思うスクラバウォッシュバッグのメリット
使い方が分かったところで、このスクラバウォッシュバッグのメリットをお伝えしていきます。
スクラバウォッシュバッグはコンパクトに折りたためる&軽い
スクラバウォッシュバッグの魅力は何と言っても持ち運びのしやすさ!通常サイズとミニサイズがありますが、通常サイズでも重量が142g。
また、持ち運び時はまるめることができるのですが、16cm x 6cm x 6cmというとってもコンパクトなサイズになるのです。
5人家族ともなるとただでさえ荷物が多いので、このコンパクトさ&軽さはありがたい!!荷物の隙間に入れることができるので、大荷物でも迷わず忍び込ませられます。
スクラバウォッシュバッグは生地・作りが良い
厚手の生地で、非常に安心感があります。私は黒のスクラバウォッシュバッグを持っていますが、黒は日光の力で中の水の水温を上げてくれるので、汚れ落としにも一役かってくれるようです(^^)
また、洗濯バッグで心配になることの1つが水の漏れだと思いますが、全く漏れることがありません。口の部分は、数回くるくるっと巻いて両端のクリップを止める、というシンプルなつくりなので、ごしごしする時に漏れるんじゃないの…?と思っていましたが、今のところ大丈夫です。
口とは別で空気を出すためのバルブがついているので、口を閉じるときにうまく空気を出すことができなかったとしても、バルブを使って簡単にエア出しすることができます!
スクラバウォッシュバッグ自体に説明表記されている
スクラバウォッシュバッグ自体に衣類の枚数の目安や、その量に応じた水の量が書かれているので、使う時に参考にしやすいのがとても良いです。
水の量は、中を覗き込まなくても分かるように、水量確認用の窓が口の部分から底の部分にかけて設けてあって、この点もとても親切です(^^)
実際に使ってみて思うスクラバウォッシュバッグのウィークポイント
スクラバウォッシュバッグのメリットを知ったところで、今度はウィークポイントについて、私の失敗談と共にご紹介していきます。
私はスクラバウォッシュのウィークポイントへの対策が不十分だったために、長期旅行の際、スクラバウォッシュバッグを活用できなかったので、私の失敗を是非、皆さんの旅に役立てていただきたいです。
失敗ポイントは赤太字で書いてます。
スクラバウォッシュには脱水機能がない
機械ではないので当然かもしれませんが、スクラバウォッシュは脱水できないんですよね~…ここが大きなウィークポイントと感じました。
もちろん、購入する際、脱水できないということは分かっていました。
でも、脱水できなくても、しっかり絞って、乾いたタオルで水気をとってから干せば、乾くだろうと考えていたんですね。結果、予想に反してとても乾きにくかったです…
キャンプの日は、MAKITAのサーキュレーターで風を当てながら乾燥を試みましたが、半日たっても乾きませんでした。
サーキュレータに関する記事はこちら ⇩
更に問題となったのが、脱水に使ったタオルを干すスペースと、それが乾かないという問題…(^^;;
衣類にしろタオルにしろ、乾くこと前提で洗濯しているので、次の移動のタイミングまでに乾かないとなると、必然的に移動中の車の中でも干すことになり、大変見苦しい車内となりました…
スクラバウォッシュは一度に洗える洗濯物の数が少ない
私が知る限り、スクラバウォッシュに限らず、洗濯バッグは一気にたくさんの衣類を洗うことができません。我が家のように5人家族となると、すべての洗濯物を洗うのに時間と労力が必要になります。
何が何枚くらい入るか、という目安がスクラバウォッシュの外側に書いてあるのですが、直接肌に触れる衣類だけでなく、Tシャツやボトムズまで洗おうと思うと1人分あたり最低1~2回に分けて洗うことになるのではないかなと思います。
私はスクラバウォッシュバッグありきで持参する衣類の枚数を計算していたので、洗わないことには気持ちよく旅を楽しめない、という感じだったのですが、旅行しょっぱなから大雨に見舞われ洗濯する物が増えたことで、スクラバウォッシュバッグのみで洗濯することが現実的ではなくなってしまいました。高かったのに、残念無念…
スクラバウォッシュはたくさんすすぐ必要がある
これは洗剤の種類にもよるかもしれませんが、スクラバウォッシュは3回以上すすぎが必要です。よって、1回あたりの洗濯にかかる時間が、長くなが~く感じます...
ちなみに私は粉洗剤と液体洗剤の両方で試してみましたが、いずれもすすぎ2回では不十分な感じがしました。2回すすいだ後でも、洗濯物が洗剤でぬめっているような感じがするのです。粉洗剤に至っては、溶けずに付着していました(^^;;
旅行時のスクラバウォッシュバッグ活用方法
ここからは、上でお伝えしたスクラバウォッシュバッグのウィークポイントをカバーしながらメリットを生かす方法についてお伝えしていきますね。
スクラバウォッシュバッグで洗った衣類を速乾タオルで脱水する
衣類の生地やサイズ、つくりによって差がありましたが、単純にタオルドライしただけでは脱水が十分ではなかったようで、乾くまでに半日以上要してしまいました。
これ、速乾タオルで対応するべきだったと反省しています。
我が家も海遊び用に速乾タオルを持っているのですが、体はもちろん、水着の水分も吸い取ってくれる優れもの。タオルがたくさん吸水したら、絞ってリセットすれば、再び吸水してくれます。
ちなみにスクラバウォッシュバッグと一緒に使うための脱水タオル、スクラバトラベルタオルもあるようです。
Scrubba Travel Towel スクラバ トラベルタオル | スクラバウォッシュバッグ オフィシャルサイト
2023年3月現在、スクラバトラベルタオルは公式サイトからのみ購入可能です。
もしこれからスクラバウォッシュバッグを購入される場合は、スクラバウォッシュバッグとスクラバトラベルタオルがセットになった、スクラバウォッシュドライキットがAmazonや楽天から購入可能です。
スクラバトラベルタオルは、広げた時のサイズが137㎝×64㎝と、バスタオルとしても使用できる大きめサイズの速乾タオルなので、大きい衣類もしっかりとくるんで脱水してくれます。
収納時は小さくたたんで、付属の収納ポーチに入れてコンパクトに持ち歩くことができます。
スクラバウォッシュバッグで洗う衣類とコインランドリーを利用する衣類を明確に
私の場合、家族5人での1週間以上の長期旅行に、スクラバウォッシュバッグ頼みな衣類枚数で出かけてしまったのもよくなかった...
肌着はスクラバウォッシュで、乾きにくそうな服はコインランドリーで、という臨機応変スタイルを前提に準備しておけば、天気が予定通りでなかったり、旅程を変更する必要があったりしたときにも対応しやすかっただろうと思います。
また、服を準備する際は下記のような衣類を中心に準備することをお勧めします。
・乾きやすい素材の衣類
・薄手の衣類
・乾燥機にかけても気にならない衣類
寒い季節は薄手な服ばかりだと寒いので、薄手の服の重ね着に厚手の服を着るような工夫をすれば、洗濯しやすいですよ(^^)
事前にスクラバウォッシュバッグに入れる洗剤ですすぎ回数を確認しておく
すすぎ回数が思いのほか多い、ということに旅先で気づくと、時間のロス&手間を感じてしまうので、旅行に持っていく前に、使用予定の洗剤で実際に洗ってみて、すすぎ回数を確認しておくことをお勧めします。
普段使用している洗剤であれば、洗濯機で洗った時との違いをにおいや手触りで比べることができるので、まずは普段の洗剤を使ってみるのが個人的にはおすすめ。それでうまくいかなければ、別の洗剤を試しましょう。
もし普段の洗剤だとすすぎが大変そう、と感じたら、アルカリウォッシュを試されるといいと思います。溶けやすいだけでなく洗浄力もあって、すすぎ易いのが魅力です。成分が、自然界に存在する無機物ということでなので、環境にも肌にも優しい、安全性の高い商品です。
家のお掃除にも使える商品なので、一袋持っておくと安全に、かつ自然に配慮しながら家を整えられますよ(^^)
おわりに
私のように、何も考えずにスクラバウォッシュバッグを持って長期旅行に出かけてしまうと、思っていたほど活用できず、残念な思いをしてしまうと思いますが、ウィークポイントを把握し、しっかり対策をとって出かければ、スクラバウォッシュバッグのメリットを生かして、効率的に旅行を楽しむことができます(^^)
洗濯の心配は少なくして、存分に旅を楽しみましょう!