おいしいもの、きれいな景色、新しい知識…旅先で子供たちと(そしてもちろん夫とも(笑))いろいろなことを共有できることに幸せを感じるわけなのですが、旅行を計画するにあたって、毎回目をつむりたくなるのが旅行にかかる費用…これは仕方がない事なのだけれど、人数が多くなるほど公共交通機関やホテルにかかる費用がかさむのって辛い…私と夫の共通概念として『旅行と食事にはお金をかけてOK!』というものがあるので、『素敵な旅行のためだし、ま、いっか!』を合言葉に旅行計画を進めていくのですが、そうはいっても予算を絞りたい項目と、そこで絞った分を上乗せしたい項目があるわけです。きっと旅行を愛する方々の多くが、私たちと似たような考えなのではないかなと思います。
そこで今回は、我が家の旅行節約術をシェアさせていただこうと思います。
■旅行で費用がかさむ項目は移動手段と宿泊先
旅行の費用は移動手段と宿泊先によって大きく左右されますよね。飛行機や新幹線を使うとなれば、基本的に人数分の座席料金がかかってきますし、自家用車を使っていくにしても高速代がかかります。
宿泊先も同じで、小学生以上になってくると、立派に料金がかかってきます。独身時代にフル活用していたビジネスホテルも、子供が増えてくると料金的なメリットを感じられないのが現実です。
■我が家の移動手段節約術
これに関しては人数が多い=荷物が多いということ、そして1人当たりの乗車料金を考えると、電車も飛行機ももったいないと思うということから、今のところ陸路で行けない距離でない限り、自家用車に荷物を積み込み、ブランケットやら枕やらを準備していつでも寝られる態勢で陸路をでひたすら進みます(しかも下道…(笑))。
★下道&夜中出発作戦★
下道でひたすら進み、どうしようもないところだけ有料道路を選択する、というやり方で進めば、基本的に移動代はガソリン代のみで済みます。さらに言うと、子供たちがトイレに行きたいときや、お腹がすいてきたときにも、そこここらに点在しているコンビニに助けてもらうことができます...!
下道を使ううえでポイントなのは、夜中に出発すること!下道だと、頻繁に信号につかまってしまうことがありますが、夜中だったらそんなに信号につかまらないし、道もすいていて運転しやすいです。よって、移動時間が大幅に削減できます...!
例えば先日熊本に遊びに行った際の話ですが、私たちは夜23時に出発して6時台に阿蘇山に到着しました。所要時間、7時間半くらい。これがルート検索サイトで日中出発で検索するとこんな感じになります。
・朝10時発 高速利用有り… 南阿蘇到着時間 19時半ごろ(所要時間9時間30分)
・朝10時発 高速利用無し… 南阿蘇到着時間 翌午前1時半ごろ(所要時間15時間30分)
夜出発だと、高速使うよりも2時間早くつけるんです…!しかも朝からゆっくり周れます。さらに言うと、子供たちが車で寝てくれるので、『まだなの~?』『お腹すいた~』『暇~』の攻撃がありません(笑) お金も移動時間も、子供のパワーもセーブできるんです…!!
★夜中出発の注意点★
ただし、夜中出発だとドライバーは眠たくなるので、その点は注意が必要です。日中でも居眠りする人がいたりするんだから、夜中はもっと注意が必要なのです。安全に運転できるように、我が家では、出発当日は夫に、夜7時くらいにいったん寝てもらってます。(出発の時間にもよりますが、子供たちは出発までの間、起きててもらいます。車で寝てほしいから(笑)) そして車の中では、先に夫に運転してもらって、その間私は助手席で仮眠。必要に応じて途中で運転を交代する、という方法で出かけています。
また、長時間の運転で首や肩ががっちがちにこってしまうことがあると思います。我が家はその対策として(そして快適に社内で仮眠をとるため)、無印のネックピローを使っています。柔らかくていい感じ。対向車のライトが気になる方は、フードつきのピローをお勧めします(^^)
無印のネックピローでは厚みが足りない!という夫は、バスタオルを適当な厚みになるようにくるくるっと丸めて、ヘッドレストと自分の首の間に挟んでいます。バスタオルのいいところは、たたみ方・丸め方を変えられるところ。支える場所を変えたいときは、背中と座席の間に挟んだりしているそうです。
あとは気分が上がる音楽と、お腹がすいたとき用のお菓子・おにぎり、コーヒーがあれば楽しくドライブできちゃいます!
■我が家の宿泊費用節約術
さて、旅行する際にお財布を悩ませることのもう1つが、旅先での宿です。子供たちが大きくなるとともにかさんでくるのが宿泊料であります…(^^;; 小学生以上のお子さんを連れて旅行に行かれる方は、きっと同じ悩みに直面されているのではないかと推測します…
★お昼寝布団持ち込み作戦★
うちの場合、下2人の子供たちは現在未就学児なので、『添い寝』で対応いただける宿泊先が結構あるんですよね。布団が3組あれば、大人2人+子供3人、窮屈な感じはなく寝られます。
そして例えば小学生まで添い寝無料の宿泊先があった場合は、『大人2人』で和室を予約しています。なぜかというと、和室にしておけば、自分でお昼寝布団を持って行って、みんなで広々と寝られるから…!ちょっとケチケチしすぎかな、と思ったりもしますが、お布団の要否で結構宿泊代って変わってくるんですよね…宿泊代をセーブした分で、みんなでおいしいものが食べられたらいいなっていつも思っているので、ここはこの作戦を使っています(笑)
★ロッジ・ケビン作戦★
それでも自分たちに合った宿泊先が見つからない場合、私たちはロッジやケビンを探します。夏ならキャンプも視野に入れるのですが、旅行が長期だったり、遠方だったりすると、キャンプ用品を持ち運ぶだけのスペースが足りなかったりするので、基本的にはロッジやケビンです。ロッジ・ケビンの多くは、一棟単位で値段が決まっているので、家族旅行の宿泊先として利用すると、一人当たりの宿泊代がかなりお安くあがります。
『でもケビンやロッジは、冬は寒いんでしょ?』と言われる方もいますが、施設によって異なるかもしれませんが、ストーブや電気カーペットが完備されているので、寒くありません。毛布なんかも準備してくれています。
以前冬にロッジに泊まりたいと思い調べたキャンプ場には、ロッジとバンガローがあったのですが、暖房のないバンガローは冬季は利用できないようになっていました。冬季に利用できるロッジ・ケビン等は、確認は必要ですが、暖房類がついているところが多いのではないかと推測します。
ちなみに、ロッジ・コテージ・ケビン・バンガローなどいろいろな呼び方がありますが、施設によって装備にばらつきがあるので、一概に『ロッジはこんなところ!バンガローはこんなところ!』と説明しにくいのですが、バンガローは寝袋などを持ち込む必要があったり、暖房がなかったりする印象です。逆にロッジやコテージはお風呂やトイレ、冷暖房が完備されていることが多い印象です。
キャンプ場での宿泊を検討する場合は、どのような設備が整っているのか、きちんと確認をして予約してくださいね(^^)
★ビジネスホテル作戦★
昔はよくビジネスホテルにお世話になっていました。が、子供が3人となると、もはやビジネスホテル1部屋予約しても寝られないことが多く、基本的にビジネスホテルは候補から外すようになっていました。
が、最近時々、ロフト付きの部屋のあるビジネスホテルを見かけます。ロフトと言っても、2段ベッドに近い感じなのですが、下にクイーンサイズのベッド、上にシングルサイズのロフトベッドがあるような状態なので、子供が3人でも、年齢が低い間は泊まれます。
我が家の場合は、クイーンに次男と夫と私。ロフトに長女と長男、という構成で寝てみましたが、普段より狭くても、ロフトベッドのスペシャル感にそういうデメリットはカバーされているように感じました。
さらに言うと、すべてではないかもしれませんが、こういうお部屋を提供してくれるホテルって、小学生以下は宿泊無料だったりして(感涙)。ありがたすぎ~
もう少し大きくなって手狭になっても、その頃にはビジネスホテル2部屋作戦を使えば、宿泊料金によっては5人一部屋で過ごすよりもぐっと費用を抑えられそうです。一人当たり2000円台で宿泊できるホテルもあるので、うまく予約ができれば、仮に子供たちがみんな大きくなってきたとしても、気構えするほどの額にはならなさそう。
そのためにも早め早めのスケジューリング&予約が重要になってきますね!
■+αの節約術
・水筒持参
これ、地味に節約できます・・・!しかもごみを出さないのでエコです。ホテルや旅館のお部屋にはお茶が準備されていることが多いと思いますが、私はこのお茶を作って水筒に入れて、一日動き回ります。子供たちは冷たいお茶が好きなので、冷水を入れたり、コンビニで買ったお茶を入れたりして持ち歩きます。荷物は増えるけど、のどが渇くたびにお店に入る時間も、購入するお金も節約できますよ(^^)
・健康保険証など誕生日が確認できるもの持参
テーマパークなど、誕生日月に割引サービスがある場合があります。大人は免許証があるから大丈夫だけど、子供の身分証明ってなかなか普段の持ち物にはない(^^;; 私、一度子供の誕生日確認ができないということで、割引や誕生日のサービスなどが受けられなかったことがあるので、皆さんには是非伝えておきたい…!お出かけの際は、お子様の健康保険証など、誕生日確認ができるものをご持参いただくことをお勧めします!大したサービスではなくても、ちょっとした特別感が子供をハッピーにしてくれますし、旅を少し素敵にしてくれます(^^)
長々と書きました。最後までお読みいただきありがとうございます。
旅の形は十人十色ですが、少しでも参考になる部分があれば嬉しいです。
そしてその節約術でもっとたくさんの人が素敵な景色や食べ物に出会って、思い出作りができたらこれ以上ありません(^^)