5人家族の子連れぶらり旅

子連れで旅行に行きまくる主婦による旅行ブログ。旅先は主に中国地方ですが、それ以外の地方およびフィリピンの情報もアップしています。子供の反応や連れていきやすさも書いていますので、家族旅行プランの参考になれば嬉しいです!

世界遺産バナウェの美しき棚田 バタッドとバンガアンへ行く!

バナウェといえば世界遺産に登録されている棚田。この棚田を見るためにたくさんの人がこの地を訪れるわけですが、アクセスの悪いこと…ということで、ホーリーウィーク(聖週間)の4連休を使ってバナウェとバギオをセットで周ることにしたわけですが、今回の旅行はかなりの時間を移動に取られ、各地で過ごす時間は本当わずか。短い時間でいかに効率よく周るかがポイントでした。

私たちのバナウェ旅行プランはこんな感じ。

 

旅程

1日目

4:00  マニラからバナウェへ

17:00 観光案内所着

19:00 ホテルチェックイン&夕食

2日目

7:30  ホテル出発

     バナウェビューポイント(2カ所)

11:30 バタッド

15:00 バンガアン

18:00 ホテル着&夕食

3日目

7:00  ホテル出発

     バナウェビューポイント

9:00  バナウェからバギオへ

 

1日目はマニラ移動に費やしたうえ、観光案内所で予定外に時間を過ごすことになってしまったため、遠くまで来た感じはあっても、バナウェに着いたんだ…!という実感はわきにくく…ホテルまでの道中、真っ暗で景色1つみられなかったのだから無理もないのですが。

私たちが宿泊したホテルはネイティブヴィレッジインNative Village Innというネイティヴコテージがお部屋になった、地理的に高台にあるホテルだったのですが、目覚めとともにホテルの部屋(ネイティヴコテージ)の外に出て見下ろした風景は、それまでの長い道のりに価値を感じさせてくれるような素晴らしい風景でした。

バナウェの棚田の中でも有名なのはバタッドBatadやボントックBontocで、このNative Village Innから見えるのはまた異なる棚田です。バタッドに比べると壮大な感じはないのですが、初めて見るバナウェの棚田に心はわしづかみされ、旦那さんのシャッターを押す指は止まりません。前日に雨が降っていたせいか霧がかっていたのですが、神秘的という言葉がぴったりな風景。日が昇るにつれて霧が晴れ、鮮明に現れる棚田に、ものすごいパワーを感じさせられるのです。

あぁ、ついにバナウェに来たんだ!!そんな感動が全身を駆け巡ります…!!

朝食も終わり、さて、バナウェ観光するぞ!!ということで、この日はこんな感じで周りました。

①ホテルの近くのビューポイント

②バタッド(Batad)

③バンガアン(Bangaan)

 

①ホテル近くのビューポイントその1

ここはホテルからだいたい30~45分くらいだったでしょうか。階段を下りて棚田の先まで歩いたりできるんです!棚田の先に向かう道が細いけど、行けるかな…子供たち、大丈夫だろうか?落ちないかな??かなり不安だったけど、友達の助けもありなんとか棚田の先まで歩き、そこから絶景を眺めたり、撮影したりできます。所要30~45分で十分かと。

 (写真:ビューポイントの先っぽにある棚田の中からの景色)

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ホテル近くのビューポイントその2

上記『その1』よりもさらに観光案内所と逆方向に進んでいったところにあります。子連れでは厳しいと思いますが、ビューポイントからずっと下り、そこから棚田の中を通って向こう側に見えている山のビューポイントに上ることができます。多分景色としては、向こう側から見たほうがきれいなんだろうなと思いつつ、やはり子供の体力を温存する必要があったので、私たちはビューポイントから下ったところにある小さい休憩所までで断念しました。ここからの棚田もよかったですが、個人的には上記『その1』のほうがよかったかな~

 

 ②バタッド(Batad)

ここは①のビューポイントから1時間15分~30分くらい。山道を行くので、車が弱い方には酔い止めをお勧めします(というか、バナウェ自体結構山なので、酔い止めはお守りに持っておくといいかと思います)。ここは有名なスポットで、バナウェに行くなら外せないです。でも、ビューポイントまでは車で乗りこめません。途中、道端に車を止めて、山道を歩くこと30分。そこにビューポイントがあります。絶景です!!棚田の下のほうには小屋が見えたり、ビューポイントの横に学校があったり、世界遺産とはいえそこで生活している人がいるのよね。配慮を忘れてはいけないなと思いました。

 (写真:バタッドビューポイントからの景色。壮大・・・!!)

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ビューポイントには売店やレストランがあり、水はもちろん、ビールも買えます☆どちらも割高だけど、日中はかなりの暑さ…買わずにはいられませんでした。子供たちはここでチューペットみたいなものを買ってもらって嬉しそうに食べていました。子連れで大人向けの場所を旅行する際は、こういうちょっとした楽しみがないと、子供も頑張ってくれませんよね…! 

ところで売店は揃っている商品を購入するだけなのでいいのですが、ここのレストラン、たまたまかもしれないけれど、オーダーしてから1時間待っても料理が出てこなくて…ちょうどお昼時だったので、子供たちも腹ペコで、すごく困った…しかも聞いてみればまだ作り始めておらず…キッチンが狭いこと、また自分たちのお昼ごはんも作りたい(こういうこと正直に言っちゃう当たり、フィリピ~ン)、ということで、私たちのお料理が後回しになっていたんですね…ホーリーウィークでかなり賑わっていたので、普段以上に忙しかったのかもしれないけれど、キッチンが本当に、本当に狭かったので、もしここで食事をされる場合は、食事時を避けることをお勧めします。

 (写真:ビューポイントのレストラン。スタンドのおばちゃんにお願いするとメニューを出してくれます)

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結局私たちは待ちきれず(っていうか十分待ったよね!?)、キャンセルしました。でも私としたことが、この時食事らしい食べ物を何ももっていなかったんですよね…ほかの観光客の中には、自分でパンやら調達して持ってきて、そこで食べていました。小さな子連れだし、その辺を考えて何か腹の足しになるものを持っておくべきだった、と深―く反省。大人は我慢できても、子供たちはこの出来事に疲労も10倍になっておりました。ごめーん。

 ちなみにこのビューポイントの先には滝(タッピヤフォール Tappiya Fallがあって、そこまで歩いていくことも可能なのですが、私たちが行ったときは工事か何かで滝までの道が封鎖されており、見に行くことができませんでした。ただ、車とビューポイントの往復だけでも子供には結構長くてハードなうえ、日中は日差しが照り付けますので、子供の体力や体調と相談したうえで滝まで行くか決めたほうがよいかと思います。ちなみにビューポイントまでしか行かなかった私も、帰りの駐車場までの道のりは結構辛かった…でもほかにも子連れで来ている観光客はいたので、ビューポイントまでは是非お子さんと一緒に足を運んでみてくださいね☆

 なお、バタッドにはお手洗いもちゃんとありますが、有料です(確か5ペソ=当時のレートで約12円)。ビューポイントへのウォーキングロードの入り口に1つと、ビューポイントに1つです。ビューポイントのトイレは利用していませんが、入り口のトイレは和式っぽいトイレ。横に水が入った大きな入れ物があるので、そこにおいてある洗面器で水をすくって、トイレの中に流すことによって汚物を流すようになっています。不潔な感じはないですが、苦手な人は苦手かも・・・

(写真:トイレ)

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ところでDAY1でお話しした、私たちが運転手さんたちのために予約したホテル。一体どんなところにあるホテルなんだろう?と思っていたら、なんとここ、バタッドのビューポイントに向かう途中の山中にあったのです!!看板が目に飛び込んできたときには笑いました(笑)そりゃ雨が降る真っ暗な中、ここまで車で来て、この山道を荷物と一緒に歩いてたどり着くなんて、まず無理だっただろうな。そして日中は警備員がいるものの、夜は道路にはいないだろうから、車を路駐するリスクも小さくないよな、と今更お兄ちゃんたちの言葉にうなずく。ちょっと疑っちゃってごめんね、ちゃんと対応してくれてありがとう!!と心の底から感謝でした。

(写真:Batad Top Viewpoint Homestay & Restaurantの看板。思わず笑いました)

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 バタッドは、滝に行かないのであれば駐車場からビューポイントまでの往復も含めて所要時間2時間~2時間半でしょうか。壮大な景色を堪能できる素晴らしい展望スポットなので、是非足を運んでみることをお勧めします☆

 

 ③バンガアン(Bangaan)

 個人的に最も心をつかまれた棚田はここです。バタッドから道に迷ったりしながらなんとかたどり着いたのが15時過ぎたころだったでしょうか。時間のせいなのか、あまり人が来ない場所だからなのかわかりませんが、全然人がおらず。入り口は見逃してしまうくらい小さく目立たず。え、ここなの??という感じ。でも道路沿いから見下ろすと、夕霞にぼんやり浮かぶ棚田と小さな村が見えて…!テンションは上がりっぱなし。

(写真:バンガアンの入り口を示す看板)

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 狭い入り口からは、下に階段が続いており、そこをどんどん下りながら進みます。ところどころ元が悪いところがありますが、村に向かう道のりもまた素晴らしい。青々と育った稲の横の細い道を進むのですが、とっても静かで長閑かです。でも結構な道のり…あまり遠くは見えないのですが、村までは思ったよりも距離がありました。写真撮りながら歩いたからかな。20-30分くらいかかりました。(ちなみにこの時上の二人の子供は寝てしまっていたので、運転手さんと車で待ってもらいました)

 村にたどり着いたら、そこを通り抜け、ビュースポットまで進みます。

(写真:バンガアンの棚田)

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美しい!!!迷いながら来てよかった!そして本当に、なんでこんなに観光客いないの?という感じでした。村の人からはお土産なんかも勧められますが、しつこくないのでさらっとかわせます。私たち以外で唯一欧米系の夫婦がこの村に来ていましたが、バナウェに住んでいるイフガオという民族の衣装を着て、記念撮影したりしていました。撮影してくれる村の人からいろいろとポージング要求されて、見つめ合ったり、手を取り合ったりしていて、結婚式の前撮りを思わせるような(笑)

 無事に棚田の写真も撮り終え、十分に満喫したところで来た道を引き返してびっくり。思った以上に結構ハードな道のり。しかも後半(入り口付近)の階段が心臓破り…辛くて手すりにしがみつき、膝を震わせながら登ったのだけれど、その横を村の子供がホイホイと軽快に進んでいく。ここらの子供たちは村まで下って勉強したりしているみたい。毎日この道を行ったり来たりしているのね。尊敬の一言…!

 (写真:入り口付近の階段。とっても急です・・・)

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こんな感じでバナウェの棚田を満喫し、Native Village Innに戻りました。

 絶景スポットまでは歩くよ、と聞いてはいたけれど、確かにたくさん歩きました。足元もいいところばかりではないし、何より結構体力を消耗するので、歩きやすいスニーカーや日よけ、水など持参されると安心です。

 

 ちなみにバナウェを観光した翌日はバナウェからバギオに移動予定だったのですが、旦那さんの希望で、どうしても朝霧に包まれた棚田をビューポイントから撮影したい、ということでホテルのビューポイントでの朝ごはんはこの日諦め、早起きしてビューポイントに向かいました。朝ごはんは前日にNative Village Innにてオーダーしたサンドウィッチ◎時間通りに準備してくれて本当に助かった!!!

この日は7時くらいにホテルを出発し、ビューポイントには7時半くらいに到着したのですが、棚田を見下ろすも前日ほどの朝霧はなく…

どうやら前日は、前の晩の大雨を受けての濃厚な朝霧だった模様。でもこの日の前日は私たちが知る限り雨は降っておらず、そのため景色はかなりすっきりしていました。雨をこんなに恋しく思ったことなんてあったかしら…とはいえまだまだ柔らかい朝日に包まれた棚田は素敵でした。

 

本当に、場所によっても、時間帯によっても、いろいろな姿を見せてくれるバナウェの棚田。長い道のりだったけど、長い道のりだったからこそ感じられる秘境感なんかもあって、本当に行ってよかった。ありがとうバナウェ!!!

 

☆お子様連れでバナウェを目指される方へ☆

お子様の年齢や体力にもよりますが、大人でも結構ハードに感じる道のりでした。私が運動不足なだけかもしれませんが...うちの子供たちはバタッドは頑張って歩いてくれましたが、往復はやはりハードだったようで、そのあとぱたっと眠ってしまいました。バンガアンはバタッドよりも急な道が多く(特に道路から下に下るところ。下ってしまえば後は割と楽)、同行する大人は抱っこ覚悟で行かれたほうが良いかと思います。また、少しでも子供が歩きやすいような準備(靴はもちろん、おやつや飲み物を持っていくことなど)をお忘れなく◎

アミューズメント系でもなく、泳いだりできるわけでもないので、バナウェは子供にとっては面白みに欠ける場所だったかなと思います。でも、しんどい道のりを歩いた末に事前にガイドブックなどで見ていた棚田を目の前にして、『わー!!』と歓声を上げたりしていました。ビューポイントまで歩き切ったことによる自信や達成感も確実にあったと感じます。また、帰ってからバナウェの案内なんかを目にすると、『ここ、行ったところだね!』と、ちゃんと記憶してくれていて、こちらが嬉しくなります。そして、それくらいインパクトのある景色だったのだと改めて感じるのです。

大人向けの観光スポットですが、私は子供と一緒に棚田を見られてよかった!と思っています。『まだ子供が小さいし、無理かな・・・』と躊躇されている方がいたら、もしちょっと無理してでも行きたいのであれば、是非行ってみてほしいと背中を押したいです!

素敵なご旅行になりますように☆